ご挨拶


 神奈川県日本中国友好協会のホームページをご訪問下さいまして有難うございます。
 当協会は、日本文化の基礎となった漢字、仏教、稲作の伝来など2000年の日中交流の歴史を大切に受け継ぐとともに、「アジアの世紀」「中国の世紀」とも呼ばれる21紀に向けて日中友好のさらなる発展を願う県民の熱意によって設立(1982年)された超党派の市民団体(初代会長・桶本神奈川新聞社長・当時)であり、すでに20年余の歴史を持っています。

 政府や自治体レベルの友好関係はきわめて重要ですが、これを支え、より強固なものにするのは市民レベルの交流と相互理解の進展です。私たちは草の根レベルの市民活動によって日中間の相互理解と友好関係の発展に寄与したいと考えています。

 当協会は(社)日本中国友好協会(平山郁夫名誉会長、加藤紘一会長)に加盟して全国レベルの活動に参加するとともに、県内11の地域協会(別記参照)、中国の各都市と友好関係を結んでいる県内各自治体(別記参照)や個人、団体など多くの方々と協力しながら活動を行っています。

 中国側の主な窓口は、中国人民対外友好協会(北京、民間団体)、神奈川県と友好関係を結んでいる遼寧省(省都瀋陽)の人民対外友好協会(民間団体)ですが、県内自治体と友好関係にある各省、市の人民対外友好協会とも連携をとり、有意義な交流活動を進めています。

 人口13億の多民族国家で、広大な国土を擁し、多くの困難に直面しながら前人未到の国づくりを進め、いまや世界の政治、経済を動かす主要国の一つになった中国の全体像をとらえるのは大変難しいことですが、多彩な市民交流の拡大によって相互理解と相互信頼を深めることが友好関係発展の基礎になると考えています。

 中国との永い友好交流の歴史とともに、大きな災厄を与えた不幸な戦争の歴史も踏まえ、アジアと世界の平和のために、子々孫々の繁栄のために、日中友好のさらなる発展を目指し、地道な努力を続けていきたいと思います。以上の趣旨をご理解のうえ、ぜひとも当協会の活動にご支援、ご参加を賜りますようお願い申し上げます。

 

神奈川県日本中国友好協会        
   会長   久保 孝雄