中国ひとくち時評– category –
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中国ひとくち時評
「米中関係の守護者」としてのキッシンジャー
中国ひとくち時評 (まえがき)今年は日中国交正常化40周年だが、これに大きく道を開いたニクソン米大統領の電撃的中国訪問=米中の歴史的和解(1972年2月)からも40周年になる(米中国交正常化は79年)。 最近の日本のマスコミの論調は、米国... -
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北京のアダム・スミス
懸案だった白内障の手術が成功し、苦痛だった読書が大変楽になったので厚みのある本を読んでみたくなった。大型書店で物色したところ、中国関係本のコーナーで『北京のアダム・スミス』(作品社)と題する分厚い本を見つけた。 著者はジョバンニ・アリギ... -
中国ひとくち時評
アジアで孤立深まる日本外交
夏休みを郷里で過ごしてきた韓国の友人から電話があった。開口一番「アジアにおける日本の外交的孤立は深刻ですね。このままでは大変なことになりますよ」という。 彼は日本滞在が長く、日本の大学で教師をしている大変な親日家、知日派であり、台頭する中... -
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震災復興と日中関係
今回の大震災は日本をめぐる国際関係、とくに日中関係にも多くの影響をもたらしている。震災発生いらい中国はじめ140 以上の国や地域、多くの国際機関やNGOなどからさまざまな支援が寄せられ、日本国民への励ましになった。日本人の忍耐、勇気、献身... -
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ノーモア・フクシマ一世界に広がる原発見直しと中国
史上空前の巨大地震と大津波で一瞬のうちに壊滅した東北太平洋岸の街々、津波に破壊されて重大災害を起こした原子力発電 所周辺から逃れゆく数万の人々―東北、北関東を襲った今回の大震災の被害の深刻さ、苛酷さは言語に絶する。死者・不明者数万、被災者... -
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中国は「仮想敵」か「パートナー」か
こんどの「防衛計画の大綱」(12月17日閣議決定)を読んで驚いた。タカ派色を出すまいとの工夫の跡は見られるが、最 大の特色は中国を「仮想敵」に位置づけていることだ。党内に多数の反中派を抱えていた歴代の自民党政権でさえ、ここまで踏み込むことは... -
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2011年「新春の集い」ご挨拶
新年あけましておめでとうございます。「新春の集い」に大勢の皆さんにお集まりを戴き、誠に有難うございました。今日はとくに広東省から孫文先生の生まれ故郷である中山市の青少年芸術交流団46名の皆さんに参加して頂いています。 昨年、日中関係は国交回... -
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菅内閣の「拝米嫌中」外交は時代錯誤だ
尖閣問題は根がふかく、当分尾をひきそうなので、あえて私見を述べておきたい。 昨年の政権交代で、アジア重視の外交を掲げる民主党政権が誕生したので、日中関係は大きく進展し、北東アジアに平和な環境が創られるものとつよく期待したが、この期待はあっ... -
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『日中友好』を担う人びと
時々「なぜ中国に対しては友好協会があり、友好運動があるのか」と聞かれることがある。韓国、ロシア、米国などに対しても友好組織があり、活動も行われているが、全国と地方に組織があり、都道府県や数百の都市が中国の省・市と友好提携しているような... -
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日米中関係の抜本的見直しを
神奈川県日中友好協会の会長に選任されてから、間もなく10年になる。年齢も傘寿を迎えたので、事務局には交代したい旨申し出ているが、どうなるだろうか。 それはさておき、この10年を振り返ると、中国の劇的な台頭ぶりに改めて驚かざるを得ない。10年...
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